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2017年03月10日
こんにちは!認知症ケア専門士の保阪靖彦です。
今回は「ユマニチュード」についてお話しさせていただきたいと思います。
「ユマニチュード」とは、フランスで作られた
「知覚・感情・言語」
による包括的なコミュニケーションに基づいたケアの技術です。
「見る・話す・触れる・立つ」
を4つの柱にして、人と人との絆を作り感情記憶を満たせるように、
ポジティブに優しい気持ちで対話して接していくことを基本にしています。
もともと介護の技術として
「相手の目線に合わせて声をかけましょう」
「聞きやすい声の大きさで、わかりやすい言葉で話しましょう」
などを習いますが、
より具体的に明るい表情でポジティブな言葉かけで
「こんにちは、今日も声が聞けて嬉しいです。お元気ですか?」
など会話や表情から感情に働きかけていくことが、このケアの基本であり、
優しさを伝えるケアの技術と言えます。
皆さんも突然ケアの話からはじめずに、
まずは優しさを言葉に伝えてみてはいかがでしょうか。
認知症ケア委員会委員長
認知症ケア専門士
保坂靖彦