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2017年02月28日
こんにちは。認知症ケア専門士の保坂靖彦です(^^)
今回は『帰宅欲求』『帰宅願望』についてお話させていただきます。
皆さんは、日々、仕事や学校、遊びなどの予定があり、
その日常を終えると自宅に帰ると思います。
認知症の方々も同じように感じており、
その場所や行き先で自分の物事や用事を終えると、自宅に帰ろうとします。
そのような行動を
『帰宅願望』
と言います。
では、そのような場合に私たちはどのようにに関わればよいのでしょう?
まず自宅に帰ろうとしている方には、
①自分の居場所と認識ができていない
②居心地が悪い雰囲気を感じている
と考えられます。
そこで今の現実を伝えるのではなく、
ご本人様が実感している事実を傾聴し、
受け入れることが重要です。
話を聴くポイントは、決して否定せずに、
ご本人様に寄り添うことです。
「居心地が良いな。」と感じて頂ければ、
自然と笑顔が見受けられるのではないでしょうか。
認知症の方の介護をされている皆さん、
帰宅願望の症状がみられた際は、実践してみてください。
認知症の症状で、お困りの際は、お気軽に小名浜ときわ苑までご相談ください。
認知症ケア委員会委員長
認知症ケア専門士
保坂靖彦