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介護予防の視点介護予防の視点

Vol.26  在宅生活への関わり

こんにちは。理学療法士の中崎です。
 
小名浜ときわ苑リハビリテーション部では、施設入所をご利用の方々をはじめ、ご自宅で生活される方がご利用される短期入所療養介護、通所リハビリテーション(デイケア)、訪問リハビリテーションをご利用のみなさまへもリハビリテーションを行っております。
 
特に訪問リハビリでは、ご利用者様本人はもちろん、介護なさっているご家族様とも直接関わらせていただく機会が多くあります。そのため、ご本人様の状態や生活の様子、ご家族様の心配ごとなども把握しやすく、私達ができる範囲でのご提案もさせていただいております。
 
具体的には、自主訓練の指導やご家族様の介護負担軽減も考慮し、他のサービス利用のご提案や福祉機器使用のアドバイスをご利用者様、ご家族様、ケアマネージャーと相談しながら、支援させていただいております。

訪問リハビリをきっかけとして、それまであまり乗り気でなかった通所リハビリや短期入所を利用され、ご家族様の介護負担が軽減されたり、気分転換につながることで介護が楽になり、この先も介護を続ける気持ちになれたり、介護用品の利用を提案させていただくことで、ご本人の生活動作の向上につながったりすることもしばしばです。
 

1)訪問リハビリでの関わりより始めた例

ほぼ寝たきりのご利用者様を、介護されていたお宅では、か弱い女性の力で、なんとかご利用者様を起こして大変苦労され介護されていました。
 
訪問リハビリでうかがい始めた頃は、介護者様がご利用者様に対して、強い口調で話したりと介護のストレスもかなり感じておられるようでした。
 
訪問リハビリを行ううちに、介護者様との会話で、ニーズも把握でき、電動ベッドや短期入所の導入を提案し、試行いただいて導入に繋がり、介護負担と介護者様の精神的ストレスの軽減が図れ、在宅介護の継続が可能となっておられます。

また、通所リハビリや短期入所のご利用によって、介護者様の負担軽減のほか、ご利用者様自身が他の方々と関わりを持たれるという社会参加にもなり、ご利用者様の気分転換や刺激となるという効果も期待できます。

2)通所リハビリの関わりより始めた例

通所リハビリを長く利用されていた方が、徐々に夜間のトイレが困難となっていることで、ご利用者様、介護者であるご家族様の双方が困っておられたため、短期入所サービスの利用をお勧めしました。その結果、通所リハビリとの併用により、夜間の不安解消も図れただけでなく、離れて過ごす時間ができたことにより、お互いの精神的ストレスも軽減でき、無理のない在宅介護へ繋がっています。


私たちリハビリテーション部スタッフは、在宅介護をしている方、介護を受けておられる方のどちらにも満足していただき、在宅での生活を無理なく行っていただけるよう支援させていただております。もし在宅介護の不安や、サービスの利用を迷われている場合には、どうぞお気軽にご相談ください。

介護老人保健施設 小名浜ときわ苑

介護老人保健施設 小名浜ときわ苑

福島県いわき市小名浜

☎ 0246-58-2300

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