SECTION05
骨密度測定には、X線単純写真、超音波装置を用いた方法などがあります。測定する部位も脊椎、前腕(当院の従来の装置)、大腿骨頚部、踵骨、中手骨〔指の骨〕などさまざまです。当院では、骨粗しょう症の診断および治療効果判定に最も多く使用されて精度に優れているDXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)を用いた装置を導入致しました。
DXA法とは、2種類のエネルギーレベルのX線を用いて骨成分を測定する方法です。
検査は約5分程、仰向けに寝ていただいた状態で行います。
X線の被曝線量は、胸部X線撮影の約1/5〜1/10程度とごくわずかです。
腰椎と股関節(大腿骨頚部)
(骨粗鬆症診断のガイドラインでも腰椎と股関節(大腿骨頚部)の計測が推奨されています。)
骨密度を測定することにより骨密度の減少を早期に発見し、骨折の原因となる骨粗しょう症の予防や適切な治療を行うことを目的としています。
骨密度は定期的に測定することが重要です。
以下に該当する方は、骨粗鬆症のリスクが高いとされています。
骨粗しょう症の検診は、何歳からどれくらいの頻度で受ければ良いですか?
女性は40歳を過ぎたら定期的に検診を受けるようにしましょう。
わが国では、40歳以降の女性を対象に5年刻みに骨密度の節目検診を行う自治体が多くなっています。
閉経後の女性は、可能であれば1年に1度検診を受けるとよいとされています。
検診で骨密度が減っていると判定された人は、指示された時期にきちんと医療機関で診断を受け、治療の時期を逃さないようにしましょう。
当院では「骨密度検査」を検診でも受診することが可能です。
お気軽に検診室までお問い合わせください。