SECTION05

検査機器紹介

一般・透視撮影

一般撮影室(CRシステム)

胸部、腹部、全身の骨・関節の撮影を行なっています。
CRシステムにより、軟部から骨部まで幅の広い豊富で安定した鮮明な画像が得られます。

CR(コンピューテッドラジオグラフィー)とは、フィルムの代わりとなるイメージプレートを使用します。
撮影後、コンピューターで読み取りデジタル処理を行い画像化するシステムです。
フィルムと違い1枚のイメージプレートで何度でも撮影を行えるため地球環境に優しいエコ技術です。

また、各撮影室の撮影寝台は昇降式の寝台装置になっており、お体の不自由な方やお子さま、ご高齢の患者さまにもご負担なく、安全に乗り降りできるようになっています。
さらに検査待ち時間の無いように短時間かつ低侵襲で多くの情報を得られるよう、検査内容の充実化に常に努力しています。

最新検出器:FPDシステム搭載 デジタルX線透視撮影装置

平成23年4月より、最新型X線透視診断装置(フラットパネル搭載)2台を導入しました。
当院のX線透視装置の使用目的は14診療科により多種多様に行われているため、形状を持った透視装置を導入しました。

最新型X線透視装置

Hi-flexibility FPD Television System
完全デジタル化により、「撮影線量の低減化」「多種の画像処理」「リアルタイムでの画像表示」「連続撮影が可能」で、より質の高い画像情報を提供しております。

X線透視撮影検査(各科代表的検査について)

消化器系検査

消化管造影検査には、上部消化管造影(食道、胃、十二指腸)、下部消化管造影(大腸)の病気がないかどうかを調べます。
通常はバリウムと呼ばれる白い液体と空気を注入もしくは飲んでいただき、臓器を膨らませた状態で粘膜にバリウムを付着させます。
粘膜の状態がX線透視装置に写りますので、異常があるかないかがわかります。

泌尿器科系検査

排泄性腎盂造影検査(DIP、IVP)
造影剤の注射を行い、腎臓、尿管、膀胱などの病変や形態、機能を調べる一般的な泌尿器造影検査のひとつです。
膀胱造影検査(CG)、排尿時膀胱造影検査(VCG)、尿道膀胱造影検査(UCG)、チェーンCG検査などが行われています。
造影剤を膀胱に注入して膀胱の形や尿失禁の程度を調べるための検査です。


排泄性尿路造影


膀胱造影


チェーンCG


尿道膀胱造影

婦人科系検査

子宮卵管造影検査(HSG)
主に不妊症の原因を調べるために行う検査です。
造影剤を子宮腔内に注入して、子宮の形や卵管の通過状態などを診ます。
検査装置は婦人科専用装置を使います。


子宮卵管造影

整形系検査

関節腔造影検査

関節にある関節腔(肩関節、股関節、手関節など)に造影剤の注射を行い、関節腔の形や損傷を調べます。
脊髄腔造影検査、整復術、動態(関節の動きを調べる)検査などです。


硬膜外造影


肩関節造影

血管造影系検査

血管造影検査

血管の中に直接薬剤を注入して、血管の走行や狭窄部位(狭くなっているところ)などを調べます。
狭窄部位があれば、バルーンと呼ばれる小さい風船で狭い場所を広げる手術も行っています。
血管造影検査は専用の部屋と装置を使用します。

※最新のFPDシステムにより高精細で歪のない検査に適したサイズの画像を情報提供しております。

検査機器紹介