前立腺がん:知っておくべきこと2025
前立腺がんは現在、日本人男性で最も多く診断されるがんです。国立がん研究センターの予測によると、2024年には約91,800人が罹患すると見込まれており、男性のがん罹患数の第1位を占めています。
高齢になるほどリスクは上昇し、特に60歳以上の男性で多く見られます。高齢化の進行、食生活の欧米化、さらにPSA検査の普及が罹患数増加の背景にあります。
PSA(前立腺特異抗原)検査は、前立腺がんの早期発見に非常に有効な血液検査です。PSAは前立腺から分泌されるタンパク質で、がんがあると数値が高くなる傾向があります。
一般的に50歳以上の男性には、定期的なPSA検査が推奨されます。家族に前立腺がんの既往がある場合など、リスクが高い方は、より若年からの検査も検討してください。
PSA検査を受けるかどうかは、年齢・健康状態・家族歴などを踏まえ、医師と相談して決めることが重要です。また、PSA値が高くても即がんとは限らず、追加の検査(直腸診、超音波、生検など)が必要になる場合があります。
前立腺がんは、早期発見・早期治療が鍵です。PSA検査や前立腺がんについて不安がある場合は、かかりつけ医や泌尿器科医にご相談ください。
定期的な健康チェックと体調の変化への気づきが、健康的な生活への第一歩となります。
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2006年3月 | 岩手医科大学 卒業 |
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2006年4月 | 岩手医科大学医学部泌尿器科学講座入局 |
2010年4月 | 岩手県立釜石病院泌尿器科 |
2011年4月 | 北上済生会病院泌尿器科 |
2012年4月 | 岩手医科大学医学部泌尿器科学講座 助教 |
2014年4月 | ときわ会常磐病院 |
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