よくあるご質問

PET-CT Q&A

Q:注意点、及び検査前日から検査終了後までの間、守らなければいけない事は?

  • 検査前日と検査当日は激しい運動(ジョギング、水泳、サイクリングなど)を控えて下さい。
  • 検査4時間以上前から絶食してください。FDGはブドウ糖に似た成分ですので、糖分を含む飲み物は飲まないでください。お水やお茶は、FDGを尿とともに体外へ排出しやすくするので、飲んでもかまいません。
  • ペースメーカーや除細動器埋め込みをされている方は事前におしらせ下さい。
  • 直近でバリウム検査をされている場合も画像不良の原因となりますので、控えて頂くのが望ましいです。
  • 検査終了当日は、まだ体内に微量の放射性物質が残っていますので、検査終了後1~2時間はできるだけ人込みを避けてください。また、検査当日は、妊婦や乳児との接触をなるべく避けるよう努めてください。

Q:なぜ検査前から絶食するのですか?

PET検査は、がん細胞が大量のFDGを取り込む性質を利用した検査です。そのため、検査前に食べ物や甘い飲み物を摂取すると、がん細胞が満腹になり、FDGを注射しても集積が悪くなります。その結果、がんの正確な情報が得にくくなります。

Q:PETではどんな「がん」でも見つけだせるのですか?

「がん」の種類によっても、また病気の時期によっても、ブドウ糖の代謝は異なりますので、必ずしも全ての「がん」を見つけ出せるわけではありません。肺癌や大腸癌を検出するのは得意ですが、胃癌、肝細胞癌、腎癌、膀胱癌等は比較的苦手です。

Q:どんなに小さくても見つけることが出来るのですか?

数ミリ程度の小さい「がん」は画像にも写りにくく、見つけるのは困難です。ほぼ直径1cm以上の大きさであれば検出できるとされています。

Q:被ばくや副作用の心配はないのですか?

検査に使う18F-FDGという薬はブドウ糖製剤で、投与量も非常に微量です。 また、1回のPET/CT検査で受ける被ばく量は5~8mSv(ミリシーベルト)程度です。 なお、検査前に妊娠の可能性がないことをご確認ください。

Q:検査後の生活で気をつけることはありますか?

微量の放射能が体内に残っていますので、検査後の2時間は人混みを避け、妊産婦や幼小児との緊密な接触を控えてください。

Q:PET検査の健康保険適用範囲

  • 悪性腫瘍(早期の胃がんや、他の検査・画像診断により病期診断、転移・再発が確定できない方は保険適用になりません)

※上記の疾患でも、さまざまな条件により保険適用とならない場合があります。