ときわ会

臨床研究に関する情報公開 ときわ会グループについて

リハビリテーション課、腎臓内科、乳腺外科、Medical fitness Re-Birth (ときわ会グループの施設です)

研究課題名

血液透析中の継続的な監視型self-exerciseが身体的および精神的に与える効果の検討

研究目的

血液透析が導入される患者数は年々増加し、平均年齢は68.75歳と報告されています。当院でも透析導入となる高齢の患者さまが多く、身体機能面でのサルコペニア・フレイルの発生や、精神機能面の低下が懸念されています。
一方、適度な運動は、腎機能への悪影響を及ぼさずに運動耐容能の改善や生命予後の改善、QOLの向上もたらすと報告されています。2018年6月に「腎臓リハビリテーションガイドライン」が新規に発行されましたが、同書によりますと、腎臓病に対するリハビリテーション効果のエビデンスが徐々に示されているが、透析中の運動介入における身体機能面に加え精神機能面への機能に対する効果の有効性を示すエビデンスは明確なものは示されていないと記載されています。
そこで、血液透析施行中の高齢患者に対する長期的かつ継続的なエクササイズ(週3回40分間)を長期的に導入することによって、身体機能面・精神機能面への影響があるのかを検討するため、本研究を計画しました。

研究期間

2021年2月8日から2024年12月31日

利用する試料・情報

2014年9月以降から上記の研究期間に、当院で血液透析及び運動療法を受けた患者さまのうち、一定期間(3カ月以上)の継続できた患者さまを対象とします。
ご年齢、性別などの基本属性、診断病名、既往歴や治療経過(血液検査や画像検査も含みます)について、カルテ(診療録)の記録をもとに情報収集します。
なお、個人が特定されないよう個人情報保護に配慮しながら、匿名化された研究用データを取り扱います。また、学会・学術誌等での発表に際しても、個人が特定されないよう十分に留意いたします。

試料・情報を利用する者の範囲

研究責任者:リハビリテーション課 高松克守
当院のリハビリテーション課、腎臓内科、乳腺外科、ときわ会グループMedical fitness Re-Birthのスタッフ

もし、この研究活動にご自身の診療記録を利用されたくない場合は、下記の問い合わせ先までお知らせください。この場合であっても診療上、不利になることは一切ありません。

連絡先

ときわ会常磐病院 総務課
〒972-8322
福島県いわき市常磐上湯長谷町上ノ台57番地
TEL:0246-81-5522 (代表) 内線 / FAX:0246-81-5577