骨密度検査

当院では、骨粗しょう症の診断および治療効果判定に最も多く使用されて精度に優れているDXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)を用いた装置を導入致しました。
DXA法とは、2種類のエネルギーレベルのX線を用いて骨成分を測定する方法です。

骨密度検査料金
3,500円(税込)

「骨粗しょう症」とは?

「骨粗しょう症」は、骨の強度が低下し、骨折しやすくなる「骨の病気」です。骨粗しょう症により骨がもろくなってしまうと、転倒だけでなく、くしゃみをするなどのわずかな衝撃でも骨折してしまう場合があります。
骨粗しょう症による骨折が原因で長期間の安静が必要な方の中には、その後、「寝たきり」となってしまう人も多く見受けられます。
寝たきりは、介護が必要になってしまう人も少なくありません。定期的に骨密度検査を受けるなど、日ごろから細やかなチェックが必要です。
骨粗しょう症は閉経期以降の女性や高年齢の男性に多くみられますが、若い人でも栄養や運動不足などの影響で発症することもあります。長年の生活習慣が原因となることから、生活習慣病の1つと考えられています。
なお、特に福島県浜通り地区の方々は、福島第一原発事故の影響により魚介類やキノコ類の摂取量が落ち、カルシウムやカルシウム摂取を助けるビタミンDが不足するのではと懸念されています。

検査・測定部について

検査

検査は約5分程、仰向けに寝ていただいた状態で行います。 X線の被曝線量は、胸部X線撮影の約1/5?1/10程度とごくわずかです。

測定部部位

腰椎と股関節(大腿骨頚部)
(骨粗鬆症診断のガイドラインでも腰椎と股関節(大腿骨頚部)の計測が推奨されています。)

骨密度を測定することにより骨密度の減少を早期に発見し、骨折の原因となる骨粗しょう症の予防や適切な治療を行うことを目的としています。

骨密度測定の重要性とリスク

骨密度は定期的に測定することが重要です。
以下に該当する方は、骨粗鬆症のリスクが高いとされています。

  • 閉経後、または治療により生理を止めている方
  • 人工透析患者
  • 慢性閉塞性肺疾患、慢性腎臓病、糖尿病を患っている方
  • 術後
  • 運動不足・若年期に過度の運動をされていた方
  • 常習喫煙・過度のアルコール摂取者 など