あなたの
臨床研修に
コミットします。

Philosophy&Policy

理念と基本方針

《理念》

一社会人としての自覚をもち、基本的臨床能力を身に付けるとともに、
目まぐるしく変わりつつある医療環境に柔軟に対応できるような医療人を育成する。

《基本方針》

  1. ① 医師としての人格形成に努める。
  2. ② 救急医療とプライマリーケアに対応できる基本的臨床能力を身に付ける。
  3. ③ 目まぐるしく変わる医療環境に柔軟に対応するとともに、患者の社会背景も考慮に入れながら、患者中心の医療を図る。
  4. ④ 東日本大震災及びそれに伴う福島第一原発事故という未曾有の災害が地域の医療体制に及ぼす影響についても理解する。
おいでよドクター常磐病院へ!★初期研修医、★常勤医師、★非常勤医師、絶賛募集中!!!

臨床研修センター長メッセージ

当院は、2021年3月30日付けで、基幹型臨床研修病院に認定されました。その強みは、論文執筆についてのノウハウの蓄積があることです。臨床研修センター長の尾崎や副臨床研修センター長の澤野豊明が所属する研究チームにおいては、福島県立医科大学の坪倉正治教授(放射線健康管理学講座)を中心に、東日本大震災や福島第一原発事故に関連して、これまで160本以上の臨床・疫学論文を発表してきました。また、震災を離れても、尾崎は、在宅診療といった臨床に関連するテーマから、製薬企業との利益相反が診療に与える影響といったセンシティブなテーマまで、多数の論文を執筆しており、その多くは医学生や若手医師との共同執筆です。このように、当院は、初期研修医であっても、研究•臨床経験豊富な上級医や指導医から指導を受け、症例報告や臨床論文について執筆できる環境にあると言えます。

なお、我々がこれまで執筆してきた論文の多くは、診療の中で得られた課題から着想を得たものです。診療と研究は互いに密接に結びついており、研究は臨床能力を高めるためにも重要なプロセスと考えます。実際、副臨床研修センター長である澤野豊明(外科)は、2014年に南相馬市立総合病院で初期研修開始後、臨床と研究双方に取り組むことでメキメキと実力をつけ、現在、当院において欠かせない戦力となっています。なお、彼は、前述の坪倉教授の大学院生でもあります。当院には福島県立医科大学のサテライトキャンパスもあり、彼の他にも、理学療法士として勤務しながら、同じように坪倉教授の元で学んでいるスタッフもいます。このように、当院は、スタッフそれぞれがキャリアアップを実現できるようなサポートも行っています。

もう一つの強みは院内に基礎研究室RIIM(先端医学研究センター)があることです。RIIMを率いるのは、元東京大学分子細胞生物学研究所の加藤茂明氏です。現在、加藤氏の元で博士号を取得するために、東京大学からはるばる当院に異動した若手医師も在籍するなど、アクティブな活動を展開しています。

最後の強みは、福利厚生です。県内トップクラスの給与に加えて、3食ビュッフェ形式で提供される食事や職員専用の温泉施設、職員宿舎など、初期研修医の方々が研修に集中できる体制を整えました。

診療面においても、泌尿器科や外科において、最新鋭のDaVinci Xiによるロボット支援手術を実施しています。さらに、前立腺がん手術(泌尿器科)、透析治療(腎臓内科)、鼠径ヘルニア手術(外科)、乳がん手術(乳腺外科)などでは福島県内でも有数の症例数を誇っています。

一方で、駆け出しの臨床研修病院であり、スタッフもまだまだ手探りの状態です。そのため、現時点では、他の歴史ある研修病院などと同等の研修体制を提供することは難しいと考えています。実際、必修科目の一部においては、いわき市医療センターや福島県立医科大学など協力型研修病院の助けを借りる予定です。

一方で、研修医の立場に立つと、確立された方法論がないことで、逆に、その希望に極力沿ったフレキシブルな研修ができるのではないかと考えています。私たちは、一緒に、常磐病院の研修プログラムを共に発展させてくれるような仲間を募集しています。

ぜひお気軽にご連絡ください。

臨床研修センター長
尾崎 章彦

Ozaki Akihiko

Features

全ての環境が高い学びに。

臨床研修センターの特徴

当臨床研修センターは「ときわ会グループ」の中核をなす公益財団法人ときわ会 常磐病院内にあります。
常磐病院は2010年にいわき市から移譲されて以来、透析や泌尿器疾患の他、内科・外科・小児科・救急科など、市民の皆様に寄り添う医療サービスを提供している病院です。
地方都市の医療過疎が叫ばれる昨今、当院では、ダヴィンチによるロボット支援手術やPET-CTの導入や遺伝子等を解析し
新たな医療検査や治療方法を探る「先端医学研究センター(RIIM)」の開設など、いわきの地でも充実した医療を提供できるよう、様々な取り組みを進めています。
更に、当院は泌尿器科・人工透析内科・腎臓内科・乳腺外科などの各診療科目において、いわき市内でも指折りの症例数を誇っていることが特徴的です。
地域の各医療機関の皆様に支えられ患者さんをご紹介いただける環境があり、臨床研修の場として有意義な時間を過ごせるでしょう。
また、常磐病院には安心して研修を受けるための充実した福利厚生・環境が整っています。
地方都市においても高度な専門治療を提供できる医療機関を目指し、今後も医療サービスの充実に努めていきます。

最新の医療機器を導入

2011年7月、福島県浜通り地区で初めてPET-CT装置を導入。相馬地区から茨城県北部エリアの医療機関と連携し、2019年11月までに8936件の検査を実施。なお、画像診断は東京女子医科大学画像診断学・核医学講座の支援により、迅速かつ質の高い診断を提供しています。また、2018年に192列×2管球のCTスキャン「SOMATOM Force」を東北・北海道地区で初めて導入、2019年には「手術支援ロボット ダヴィンチXi」を導入しました。

先端医学研究

公益財団法人ときわ会の研究機関「先端医学研究センターResearch Instiyute of Innovation Medicine(以下RIIM)を2016年4月に開設。病気の治療に結びつくような遺伝子解析を基盤とした臨床研究や無菌細胞培養・DNAの抽出・ゲノム解析など先端医学に関する臨床及び基礎研究を行っています。更にRIIMではフランスストラブール市にあるルイ・パスツール大学医学部付属の研究所との共同研究も行っています。

宿泊研修施設

常磐病院をはじめとする、ときわ会グループに来られる方のための宿泊研修施設「ときわ荘」を持っています。宿泊施設は純和風の部屋が6室あり、湯本温泉の源泉が楽しめる大浴場も完備、ゆったりとした時間が流れる中でリラックスしてお過ごしいただけます。

病院内に源泉掛け流しの温泉

常磐病院内には院内で働く職員のための温泉施設「ときわの湯」が設けられています。「ときわの湯」は湯本温泉から引かれた源泉掛け流しのお湯で、病院に勤務する全ての職員が利用することができます。浴室は清掃時間を除いた24時間利用が可能で朝夕を問わず、多くの職員が利用し日頃の疲れを癒しています。

職員食堂

病院内には職員専用の食堂「テンミール」があります。医師・看護師・コメディカル・事務スタッフの全職員が利用している食堂で、メニューは毎日4種類から選べ季節に応じた特別メニューの提供もあり職員一同、納得の味です。

医師専用住宅

病院敷地内には医師や医学生の皆様が日常生活を快適に過ごせるよう、専用の住居を設けています。室内にはテレビ・冷蔵庫・洗濯機など日々の生活に必要な家電を完備。医師専用住宅は病院まで徒歩1分の場所に建っており通勤にも大変便利です。

Program

充実した実践的な研修の場。

研修プログラム

研修スケジュール例

1年目 2年目
1週~4週 オリエンテーション 産婦人科
5週~8週 内   科 精 神 科
9週~12週 地域医療
10週~16週
17週~20週 選択科目
21週~24週
25週~28週
29週~32週 外   科
33週~36週
37週~40週 麻 酔 科
41週~44週 救急部門
45週~48週
49週~52週 小 児 科

カリキュラム

オリエンテーション 4週(常磐病院)
内科
内科
血液内科
腎臓内科
糖尿病内科
循環器内科
24週(常磐病院)
4週
8週
8週
2週
2週
外科 8週(常磐病院)
救急部門 12週(協力型臨床研修病院)※1
小児科 4週(協力型臨床研修病院)
産婦人科 4週(協力型臨床研修病院)
精神科 4週(協力型臨床研修病院)
地域医療 8週(臨床研修協力施設)
一般外来研修(並行研修) 4週
(常磐病院、協力型臨床研修病院、臨床研修協力施設)
選択研修 36週
(常磐病院、協力型臨床研修病院、臨床研修協力施設)

※1.常磐病院での麻酔科研修4週間を含む

研修プログラムの
詳細はコチラ

Interview

学びが確実なスキルへ。

先輩研修医インタビュー

大森 一徹医師

ITTETSU OOMORI

初期研修医

常磐病院での初期研修について

常磐病院はいわき市という医療過疎地域の中核を担う病院です。ここでの初期研修では、専門科に縛られず幅広い疾患を診ることが求められます。コモンディジーズとさまざまな社会的背景のある患者さんへの対応を学ぶには最適な環境です。また外科や血液内科、泌尿器科などでは専門性の高い診療を実施しています。さらに初期研修医は少人数制を採用しているので、ほぼマンツーマン以上の体制で学ぶことができます。
今後は手技や処置をこなすだけでなく、3年目以降の専門科に活かせるように研修していきたいと考えています。そのために入院管理では担当を務めたり、初診外来に取り組んだり、手術では執刀医を担当し周術期管理に責任を持つなどしていきたいです。
将来的にはこの常磐病院で初期研修した経験を活かせるように、地域で活躍できる医師を目指したいと思っています。

坂橋 芳弘医師

YOSHIHIRO SAKAHASHI

初期研修医

常磐病院での初期研修について

昨年4月からこれまでに外科、内科など5つの診療科でご指導をいただきました。普段の研修としては、指導医の先生方のフィードバックをいただきながら副主治医として患者さんの診療にあたるほか、採血やCVカテーテル挿入など手技も数多く経験できています。また、腹腔鏡手術や開腹手術の執刀をする機会もいただいており刺激的で充実した研修生活を送ることができています。症例検討会や学会発表も経験でき、様々な面で成長する機会をいただいています。
今後特に学んでいきたいことは、救急外来での初期対応です。将来どの科に進んだとしても救急対応の能力は必ず必要になるので、研修終了までに当直業務を不安なくこなせるようになることを目標に頑張っていきたいです。また、高齢化の進行とともに複数の疾患を抱える患者さんは増えてきているので、将来は特定の臓器に拘らずあらゆる疾患に対して責任を持って管理できる医師になりたいと考えています。

中島 理沙子医師

RISAKO NAKAJIMA

初期研修医

常磐病院での研修2か月目を終えて

早いもので、4月初めにときわ会グループ全体での多職種オリエンテーションを終えてから2か月が経ちました。始めは病院内の勝手も分からず、戸惑うことも多かったですが、先生方やスタッフの皆様に支えていただいて、研修の第一歩を踏み出すことができました。4月と5月の外科研修では、患者様への対応の仕方や抗菌薬、輸液の投与についてなど多くのことを学びました。手術中の手技も数多くやらせていただき、外科診療部長の黒川先生にロボット手術で用いるダヴィンチの練習をご指導いただいたのも良い思い出です。5月半ばには鼠経ヘルニアの執刀も経験させていただき、自分が成長しているなと感じることができました。
まだまだ医師として未熟で、理想とする医師像は遠く歯がゆく思うこともありますが、これからも病院の皆様のご指導の下、励んで参りたいと存じます。

Application Requirements

充実のサポート体制。

募集要項・待遇

令和7年度開始・1次募集要項

応募資格 2025年3月 医師免許取得の者
募集人数 3名
応募手続き 履歴書・エントリーシート(ダウンロード)
大学卒業見込み証明書または大学卒業証明書
書留郵便など追跡可能な方法でお送りください。(2週間前必着)
選考方法 面接
面接日 ①8月17日(土) 13:00~
②8月24日(土) 13:00~
③8月30日(金) 18:00~

※希望者はオンライン(ZOOM)でも可

書類提出先
問い合わせ先
〒972-8322 福島県いわき市常磐上湯長谷町上ノ台57番地
公益財団法人ときわ会 常磐病院
臨床研修センター(担当:坂本・半谷)
TEL:0246-81-5522(代表) FAX:0246-43-4225
E-mail:jhp_kensyu_center@tokiwa.or.jp

待遇

身分 常勤職員(嘱託)
給与 1年目:月額644,000円
2年目:月額670,000円
当直

約3回/月
※1年目6月からの開始を原則とするが、
初期研修医と指導医の意見に応じて柔軟に対応

【当直手当】
5,000円/回(1年目)17~23時までを基本とする
15,000円/回(2年目)

※勤務インターバルは9時間以上、連続勤務は15時間以内
※1年目・2年目ともに指導医と当直業務に当たる

勤務時間 月~金 8:30~17:30(休憩60分)
時間外労働 有り
休暇 年次有給休暇
(1年目:10日/2年目:11日)
社会保険 公的医療保険(協会けんぽ)
公的年金保険(構成年金基金)
労働者災害補償保険法の適用(有り)
雇用保険(有り)
研修医宿舎 応相談
研修医室 有り
学会等への参加 有り

Hospital tour

全てはここから。

病院見学

当院では研修医の皆様に病院を知っていただくための病院見学を実施しています。
受付期間/随時(土曜・日曜・祝日・年末年始を除く)
宿泊場所/ご希望に合わせて準備します
交通費/上限25,000円(必ず領収書をご持参ください)
申込方法/下記フォームよりお申込みください

下記フォームに必要事項をご入力後『確認』ボタンをクリックしてください。

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