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2019年08月30日
こんにちは!
在宅支援リハビリテーション部の吉田一揮です。
今年の夏は例年よりも気温の変動が著しく、体の調子を整えるのが大変ですね。
みなさんも適度な水分補給と休息を取りながら、今年の夏も乗り切っていきましょう!
さて、今回は以前ななはまでご紹介させて頂いた当苑通所リハビリテーションにおける自立支援の取り組みについて、作業療法士の加藤友設さんの記事をご紹介させて頂きます。
20年前、Aさんはまだ会社勤めをしているときに、全身の筋力が徐々に低下する病気を発症しました。
その後も家族に支えられながら、2度の手術を乗り越え自宅生活を送っていましたが、病気が進行するにつれ「温泉が好きだから、せめて自宅で気兼ねなく入浴したい。」「近所へ買い物に行きたい。」「生でスポーツ観戦がしたい。」「夫婦で馴染みの公園を散歩したい。」といった、ささやかな、でも大切な生きがいを一つひとつ失っていきました。
今、Aさんは家族だけでなく沢山の専門職種に支えられ、生きがいを取り戻すことを目標に、小名浜ときわ苑通所リハビリでリハビリを頑張っています。目標達成に向けみんなで知恵を出し合い、訓練室だけではなく自宅や活動場所でもリハビリを行います。
Aさんが通所リハビリに通い始めて3ヶ月後、自宅での入浴を再開し、野球場で高校野球観戦を楽しむことができました。Aさんのリハビリはまだ道半ばですが、今日も一歩また一歩と頑張っています。
小名浜ときわ苑通所リハビリは、利用者さんとご家族の生きがいに寄り添い、夢のままで終わらせないため共に頑張っています。
在宅支援リハビリテーション部 理学療法士 吉田 一揮