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2012年 年頭メッセージ

平成24年1月1日

昨年の東日本大震災により被災された皆様ならびにご家族の方々に、改めまして心からのお見舞いを申し上げます。平成24年の新春を迎えるにあたり、所感の一端を申し述べ、新年のご挨拶とさせていただきます。

東日本大震災の発生時、ときわ会グループの各施設におきましては、大変幸い、患者様ならびに入所者様、職員に怪我などの被害はありませんでした。しかしながら福島原発事故の影響もあり、高度のライフライン途絶によって、通常の医療ならびに介護が困難となる環境に直面いたしました。そうした状況のもと、当会グループに対しまして、国内のみならず全世界より多くの温かいご援助を賜ることができました。貴重なご支援を頂戴いたしました関係各位に、改めて心からのお礼を申し上げます。

特に、いわき市の透析患者様と介護入所者を受け入れてくださった、東京都、新潟県、千葉県鴨川市とそれぞれの医療機関には、万感の思いを込めて感謝とお礼を申し上げます。職員一同、このご恩を胸に刻み、今後は私どもがそのご厚情に報いさせていただきますべく、地域の皆様はもちろん、被災によっていわき市に避難なさっておられる方々に、少しでも安楽な生活をご提供できますよう、日々努力して参る所存でございます。

ときわ会グループにおきましては、一昨年4月に、いわき市立常磐病院の運営を財団法人ときわ会へと引き継ぎ、1年間の工期計画で耐震補強ならびに新棟造設を中心とする改築工事をすすめて参りました。当初、昨年4月1日に予定いたしておりましたグランドオープンを震災により延期し、7月1日にすべての部門の準備を完了、開院の運びとなりました。震災直後の人的不足や建築資材の窮乏を乗り越え、新病院開院に向けまして絶大なご協力をくださいました工事関係および医療機器メーカーの皆様に、改めて感謝申し上げる次第です。

この新病院の開院に際しましては、最新の透析機器やPET-CTなどの画像診断装置を導入いたしました。震災以前より医療過疎の進行が危惧されるいわき市で、常磐病院が少しでも地域の医療レベル向上に貢献できれば幸いと考えております。

原発事故の終息には、長期化が予測されるとの報告も耳にいたします。いわき市は、福島第一原発から30~60kmの距離に位置し、事故終息までの後方支援都市としての役割を担っております。医療面におきましてもそれは決して例外ではなく、いわき市に避難されている方々や滞在しておられる原発従事者の皆様の健康を守ることが大切な使命と考え、当市内ときわ会グループの各施設におきまして、原発事故を含めた災害復興に微力ながら貢献できればと存じております。

ときわ会グループでは常磐病院を中心といたしまして、今後とも地域医療および介護の質の一段の向上に努めて参りたいと考えております。そして本年も、職員一同『笑顔とまごころ、信頼の絆』を合言葉に、最善の医療と介護がご提供できるよう努力していくことをお約束いたします。

皆様には、何卒今後とも変わらぬご指導、ご支援を宜しく賜りますよう、心からお願い申し上げまして、新年のご挨拶に代えさせていただきます。

ときわ会グループ
会長 常盤峻士